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結婚式の見積が上がることへの一考

はじめに

結婚式において、見積もりが上がることに対して不安を感じる新郎新婦は少なくありません。

特に最初に提示された見積もり金額と、最終的な金額に差が出ることで「最初に言われたことと違う」と感じることがあります。このギャップがクレームに繋がることもありますが、実際には金額の上昇自体が問題になるわけではありません。その上昇が新郎新婦の期待を超える体験や感動を生み出すものであれば、金額が増えても納得感が得られるからです。

また、一方で、結婚式の金額が高いほど承認欲求が満たされる人や「結婚式の成功の証」としての価値を感じることができる人もいます。。

さらには、参列したゲストから「素晴らしい結婚式だったね」「すごくお金がかかったんじゃない」と言われることは、新郎新婦にとって大きな満足感を与え、金額の上昇を納得させる根拠ともなります。

また、金額が上がる際に「嘘だ」と感じることがクレームに繋がる場合があります。新郎新婦が感じる「嘘だ」というのは、実際のサービス内容が事前に案内された内容と大きく異なったときです。こうしたケースを防ぐためには、透明性のある誠実な案内と、期待を超える満足を提供することが大切です。

そこで本ブログでは、次の3つについて考察します。

  • 見積もりが上がることで生じるクレームを防ぐために必要な要素
  • 金額が上がることが新郎新婦の承認欲求を満たす理由
  • 期待を超える体験を提供するための具体的な要素

見積もり上昇が引き起こすギャップやクレーム

結婚式でよく発生する問題は、最初に提示された見積もりと実際に支払う金額にギャップが生じることです。最初に提示された金額で「これだけで結婚式ができる」と思っていた新郎新婦が、後になってオプションや追加サービスが加わることで見積もりが上がると、「最初に言われたことが違う」「予算内で収まると思っていたのに」と感じることがよくあります。

このギャップがクレームに繋がる主な原因です。これを避けるためには、最初から誠実な案内を行い、予想以上に費用がかかる場合にはその理由が納得できるものであることをしっかり伝えることが必要です。

それをしっかりと行っていれば、金額の上昇自体が問題になることは少なくなります。見積金額の増加が「期待を超える体験」や「本当に価値のある体験」に繋がるものであれば、納得してもらえることがほとんどということです。どころか、よいクチコミとなって次の新郎新婦を生み出すリピーターにもなりえます。

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期待ギャップの問題

結婚式で見積もりが上がる原因の一つは、事前に受けた説明と打合せが始まってから事実が一致しないことです。最初に「これだけで大丈夫です」と言われたにもかかわらず、後になって「追加料金が必要です」といった形で、予期しない金額の上昇が発生すると、顧客は期待と実際のギャップに不満を感じ、クレームが生じます。

期待を超える満足や感動が生まれる具体例

上でも触れましたが、結婚式の見積が上がることは、新郎新婦にとって不安や不満を引き起こす原因となりやすいです。一方、見積上昇を上回る体験や満足・価値を新郎新婦が感じることで、納得感が得られる場合も多く存在します。

繰り返しになりますが、見積が上がる理由が、単なる費用の増加ではなく、新郎新婦やゲストにとって価値ある体験に繋がるものであると感じてもらえると、新郎新婦の満足度は逆に大きく向上するということです。

そこで見積が上昇しても、感動や満足が生まれる場合はどんな時なのか、少しだけその具体例を紹介します。

衣裳とヘアメイクへの納得


新郎新婦が自信を持って結婚式当日をむかえられる衣裳やヘアメイクを選択し、それを当日披露できる場合、自己満足感が得られ、打合せから結婚式当日にいたるまですべての満足度や印象が大きく向上します。自己肯定感や自尊心が満たされることで、見積が増えることに対する納得感が生まれるということです。この納得感を満たせると、いくら見積があがってもクレームが生まれることはないと言えます。

ゲストに美味しい料理やドリンクが提供できること


料理やドリンクは結婚式において、ゲストの満足度を大きく左右します。「こんなに美味しい料理を食べたことがない」と感じてもらえるような料理やドリンクを提供することで、ゲストからの高評価が得られ、それが新郎新婦にとっても大きな喜びとなります。見積が上がっても、その分料理やサービスのクオリティが向上することがゲストの評価として担保されると、納得感が得られるということです。

ゲストからの肯定的なフィードバック

施設そのもの自体とおもてなしや演出などにおいて、次のようなフィードバックを受けることは、「結婚式の成功の証」となります。

  • 「今までで一番素晴らしい結婚式だった」
  • 「こんなに感動的な結婚式は初めて!」
  • 「自分たちもこんな結婚式がしたい!(したかった!)」

こうした声や評価は新郎新婦の承認欲求を満たす最大の要素として、大きな納得と価値を生み出します。これが得られ得ると、見積が上がったとしても、クレームはまず発生しません。

結論

以上みてきたように、結婚式における見積の上昇は、新郎新婦にとって不安や不満の原因となることが多いですが、その金額が期待を超える体験や感動を提供するものであれば、納得感が得られます。

つまりは、見積の上昇や金額の大小自体が問題ではなく、その増加や額が新郎新婦の承認欲求を満たす納得のいくものであれば、それは「肯定的な体験価値」となるということです。またとても大事且つ当然のことですが、その大前提としては「嘘がなく誠実であること」がもっとも重要です。

また、ゲストからの高評価や「いままでで一番素晴らしい結婚式だった!」という言葉は、その結婚式にかけたお金が十分に価値があるものとして感じられる要因となり、新郎新婦の満足感や納得感を大いに高めます。その意味で、ゲストからの「肯定的フィードバック」は、新郎新婦以上に、結婚式場にとっても大事となります。だからこそ、ゲストへのマーケティングも非常に大切になるということです。

最終的に、見積上昇が単なる「費用の増加」ではなく、新郎新婦とゲストにとって価値ある体験を提供するための投資であると納得してもらえるような結婚式を提供することが、新郎新婦にとっても、婚礼施設にとっても、結婚式の成功の鍵になるということです。この点を最大限重視し、集客から施行を行っていくことが、今後の式場運営においてはますます求められていくと思います。

まとめ

本ブログでは、見積もりが上がることで生じるクレームを防ぐために必要な要素と、期待を超える体験を提供するための具体的な要素について考察しました。

■ このブログの要点

  • クレームに繋がる主な原因は、最初に提示された見積もりと実際に支払う金額のギャップ
  • 見積の上昇や金額の大小自体が問題ではなく、新郎新婦の承認欲求を満たす納得のいくものであれば「肯定的な体験価値」となる
  • 衣裳とヘアメイクへの納得、ゲストに美味しい料理やドリンクが提供できること、ゲストからの肯定的なフィードバックが納得感を生む
  • その大前提としては「嘘がなく誠実であること」がもっとも重要

☑ 次にすること

  • 最初から誠実な案内を行う
  • 予想以上に費用がかかる場合には、その理由が納得できるものであることをしっかり伝える
  • 見積上昇を上回る体験や満足・価値を提供する

見積上昇が「価値ある体験を提供するための投資」であると納得してもらえる結婚式を提供することが、結婚式の成功の鍵になります。

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株式会社永光 代表取締役 高橋龍一

執筆者

株式会社永光 代表取締役 高橋 龍一

婚礼の現場とフリーのウエディングプランナーを経て、2018年からウエディングプランナーの業務委託サービス「プラスワン・プランナー」を運営しています。

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