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変化=時代にあわせた最適化

はじめに

唐突ですが、飲食業界には、長年にわたって支持され続ける店と、いつの間にか消えてしまう店があります。その違いはどこにあるのでしょうか?

かの有名な家系ラーメンの総本山・吉村家の吉村社長 や、人気店王道家の清水社長は、こう語っています。

「味は常に変えている。わからないように変えている」

一見すると、大繁盛しているなら変えなくてもいいのでは?と思ってしまいます。しかし、実は「変えないこと」こそが衰退の原因になるのかもしれません。

本質を守りながらも、気づかれないレベルで常に最適化を続けていく。この考え方が、繁盛店を繁盛店たらしめている秘訣なのではないでしょうか?

この「常に変化する」考え方は、ブライダル業界にも通じるものがあると感じます。結婚式実施率が低下するなかで、業界は本当に、時代にあわせた最適化を遂げているのか?今回は、家系ラーメンの繁盛の秘訣から、ブライダル業界が考えるべき課題を探っていきます。

変えないものと、変えるもの

吉村社長や清水社長の言葉には、ある大切なポイントがあると思います。それは、「なんでもかんでも変えるわけではない」ということ。

ラーメン屋にとっての本質は、「美味しいラーメンを食べてもらいたい」 という想いです。これは決して変わることも、ブレることもないはずです。しかし、その「美味しい状態」を保ち続けるために、細かい調整=変化=最適化を続けている のだと思います。

たとえば、同じレシピを使っていても、次のようなものによって、味はわずかに変化します。

  • 素材の状態
  • 温度
  • 湿度
  • 作り手の手の感覚

その変化を放置すれば、気づかぬうちに味が崩れ、お客様に「前より美味しくない」と思われてしまうかもしれません。

だからこそ、「変わらないように見せながら、それでも変えている」ことが重要になるのだと思います。変えすぎると別の味になってしまう。

しかし、まったく変えなければ、少しずつズレが生じ、結果として劣化につながる。そこに気づき、わずかな微調整を積み重ねることが、長年愛される秘訣なのでしょう。

この考え方が、そのままブライダル業界にも当てはまるのではないかと感じます。

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ブライダル業界は「常に変化」できているか?

ブライダルの本質は、「いい結婚式を挙げてもらいたい」 ということ。この想いは、どれだけ時代が変わっても不変のものです。

しかし、結婚式を取り巻く環境は確実に変化しています。

  • ✅ 結婚式実施率の低下(コロナ禍以降の影響も含む)
  • ✅ 価値観の多様化(定番ではなく、自分たちらしさや自由さを求める)
  • ✅ 経済的な負担の問題(高額な費用をかけることへの抵抗感)

この変化に対して、「本質は変えずに、最適化をする」 という視点がブライダル業界にも必要ではないでしょうか?


まさに、家系ラーメンの繁盛店と同じように、「変えてはいけないもの」と「変えるべきもの」を見極めること が求められているのだと思います。

変化しないことが、「伝統」や「美徳」ではない

繁盛店が「味を変えない」のではなく、「変わらないように見せながら、それでも変えている」ように、ブライダル業界も「変わらないこと」自体を「伝統」や「美徳」だと思ってはいけないのかもしれません。

変わらないことは、一見すると安心感を生みます。しかし、それは「時代のニーズに合わないこと」 とも、紙一重でもあります。

結婚式が大事な「人生の通過儀礼の一つ」であることは、昔も今も変わりません。しかし、その「通過儀礼」をどうカタチにするかは、時代ごと、そして顧客ごとに変化していくべきものです。

そうした変化への努力を続けることが、ブライダル業界にも求められているのではないでしょうか。

おわりに

吉村社長や清水社長の「味は常に変えている。わからないように変えている」という言葉には、「変わらないために変わり続ける」ことの大切さ が込められています。

ラーメン業界は、ただ「変えない」だけでは生き残れない。だからこそ、微調整を重ねながら、お客様に最高の一杯を提供し続けているのでしょう。

ブライダル業界もまた、「いい結婚式を挙げてもらいたい」という本質は変わりません。しかし、それをカタチにする方法は、時代に合わせて最適化し続ける必要があると思います。

いま、ますます結婚式実施率が低下するなかで、本当に「時代に最適化された変化」を遂げているのか?これは、ブライダル業界が自問自答すべき課題なのではないでしょうか。

まとめ

今回は、家系ラーメンの繁盛の秘訣から、ブライダル業界が考えるべき課題を探ってきました。

■ このブログの要点

  • 繁盛店は「味は常に変えている。わからないように変えている」ように、本質を守りながら気づかれないレベルで最適化を続けている
  • ブライダルの本質は「いい結婚式を挙げてもらいたい」ということで、どれだけ時代が変わっても不変
  • 結婚式実施率の低下、価値観の多様化、経済的な負担の問題など、結婚式を取り巻く環境は確実に変化している
  • 変わらないこと自体を「伝統」や「美徳」と思わず、「変えてはいけないもの」と「変えるべきもの」を見極めることが求められている

☑ 次にすること

  • 「変えてはいけないもの」と「変えるべきもの」を見極める
  • 本当に「時代に最適化された変化」を遂げているのかを自問自答する

「変わらないために変わり続ける」ことの大切さを、ブライダル業界にも当てはめて考えたいと思います。

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株式会社永光 代表取締役 高橋龍一

執筆者

株式会社永光 代表取締役 高橋 龍一

婚礼の現場とフリーのウエディングプランナーを経て、2018年からウエディングプランナーの業務委託サービス「プラスワン・プランナー」を運営しています。

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