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ブライダル業界の展望予測コラム

【ブライダル業界の展望推測コラム】

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、
今後、日本社会における
経済構造と産業構造が抜本的な変革を余儀なくされると推測します。

労働集約型産業(人の労働力による仕事)の典型ともいえる
ウエディングプランナーの仕事も今後、
リモートワークを主とする
フリーランス化がますます加速化することは間違いないです。

なぜならば、プランナーの仕事は特に、
新郎新婦様と対面して打ち合わせする必然性は、
実はかなり少ないからです。

海外挙式などにおける
現地プロデュース会社と
日本在住の新郎新婦様の
打ち合わせの在り方などをみれば、
それは明らかです。

事実、弊社はすでに
業務委託ウエディングプランナーの受注というビジネスモデルにて、
そうした働き方を構築しつつあります。

チャットワークやスラック、
トレロやラインなどの優れたビジネスツールがすでにたくさん存在する昨今、
今までと同じような働き方をしないといけない理由など皆無です。

もちろん現状はまだ、
会場側の顧客管理システムへの入力や発注作業など含め、
リモートワーク化できないことも大変多いです。

ですが時間の問題でこうした事務処理も、
AI化されていくものと推測します。

そうするとますます、
プランナーの人手が必要でない領域が増えていき、
従来型のウェディングプランナーの仕事の在り方は淘汰されていきます。

従来型のというのは、
会場雇用のプランナーです。

世界経済や世情の動向から見て、
こうしたリモートワークやフリーランス化が
ますます進展することは予測可能な 必然の流れであり、
今回の感染病などを機に、
この流れが弊社の予測より 少し早まる見込みです。

反面、こうした労働者の個人事業主化が
社会的な経済格差や情報格差を産む要因になることもまた事実で、
これによる被害を最小化するべく、
社会的弱者に優しい
北欧型の包摂的な福祉国家を日本は目指すべきというのも
弊社の確固たる理念です。

いずれにせよ、
現状の選択の先に常に未来があります。

予測可能な未来は労働集約型産業の構造変化であり、
予測不可能な未来は災害や戦争、感染病の拡大です。
予測不可能な事態が発生したときの被害を最小化すべく、
予測可能な未来に対しては常に、
正しい知見にたち、
その時点で推測しうる限りの
できるだけ正しい選択をしていくべきと痛感します。

繰り返しになりますが、
従来型の雇用プランナー制度が瓦解していくのは 時間の問題です。

既に、某有名なプロデュース会社も、
先日破産申請を出しました。

消費増税による消費行動の低下および
婚姻組数と結婚式実施率の低下も加速化する一方です。

今後、このコロナの影響もそれに拍車をかける形で追い討ちをかけ、
倒産していく企業はブライダル含め、
山のように出ていくはずです。

企業はこうした面からも
プランナーを雇用する体力はどんどんなくなっていきます。

必然的に、プランナーの業務委託化がますます進みます。

また、オリジナルウェディングの需要も、
金額的なデメリットや 結婚式実施率の低下から、
どんどん下がっていくものと思われます。

さらには、ブライダル企業側においても、
感染症や災害などのリスクを前提とした受注行動をとる必要性が出てくるため、
顧客の結婚式への購買動向も極めて慎重化せざるをえないものと思われます。

規模の縮小化は必須で、
ますます家族・親族単位でのウェディングが増えていくでしょう。

こうした現況を見据え、
業務委託プランナーの仕事スタイルを考えていくと
いかに今後の時代にマッチした働き方かがご理解いただけると思います。

苦難の時代ですが、 ぜひ、がんばっていきたいですね!!!

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