結婚式の本質〜代表の視点

代表の視点:結婚式の本質を探る
プラスワン・プランナーを運営する株式会社永光、代表の高橋です。
結婚式とは何か――これは、私がこの事業を通じて日々考え続けているテーマです。新郎新婦それぞれの本質や個性を引き出し、それをカタチにすることこそ、結婚式の大きな役割だと考えています。
ここで、私が好きな考え方を一つ紹介したいと思います。それは、物事の本質を「球体のようなもの」と捉える考え方です。
Index
物事の本質は球体のようなもの
私の出身高校は真言宗を基盤とした仏教系の学校でした。その中で教えられた「物事の本質は球体のようなもの」という考え方が、今でも強く印象に残っています。球体という比喩は、「どの角度から見ても形は変わらないが、見る角度や光の当たり方によって見え方や色が変わる」というものです。
例えば、真言宗では「すべては大日如来の化身」とされます。この考え方では、キリストやムハンマドといった他の宗教の象徴も、本質や実体は同じであり、一つの球体として捉えられるのです。元が同じなのだから、どちらも見え方が違うだけで共に尊重し合うものであるという考えです。これにより、違いを対立の源とするのではなく、調和と共存を可能にする視点が生まれます。この教えは、違いの中に共通の本質を見つけ、多様性と寛容を象徴するものとして素晴らしいと感じていました。
球体は一つである必要はない
しかし、実は同時に、ある種の違和感と疑問ももっていました。「この解釈は本当に真言宗の教えそのものだろうか?」と。
むしろ、真言宗が伝えたかったのは、「球体は一つだけではなく、無数に存在している」ということだったのではないか。そう考えるようになりました。
宇宙を見れば、星や惑星、銀河――それぞれが独立して存在しながらも、相互に影響し合い、一つの大きな調和を形成しています。これらの球体が独立しながら共存する姿は、多様性の本質そのものを体現しているように思います。
一つの球体に収斂する考えの危険性
「球体は一つであり、すべてはそこに収斂する」という考え方に固執すると、多様性が吸収されてしまう危険性があります。それは「違いを認める」姿勢とは真逆の方向に進む可能性があります。
具体的には、この一元的な考え方は、ナショナリズムや排外主義を助長する要因になりかねません。「私たちの球体こそが唯一の正しい本質だ」という排他的な論理に変質してしまう恐れがあります。このような危険を避けるためにも、球体が無数に存在し、それぞれが独自の本質を持ちながら共存しているという視点を忘れてはならないと考えます。
違いを認め、多様性を尊重するために
多様性とは、単に「違いを受け入れる」ことではなく、その違いが独立した存在として価値を持ち、それぞれが共存し、調和することを意味します。球体という比喩を用いるなら、それぞれの球体が独立して存在しつつ、互いに認め合うことで、初めて本質的な調和が実現するのではないでしょうか。
プライマリーカラー:それぞれの人が持つ独自の色
この考え方は、人間にも当てはまります。それぞれの人が持つ「プライマリーカラー(原色)」が、その人の本質を象徴しているのではないでしょうか。目に見える部分・目に見えない部分、両方含めて、それぞれが持つ「その人自身の色」。それは、その人がその人である理由であり、その人の「存在証明」だと感じます。
言い換えれば、結婚式における新郎新婦それぞれの「プライマリーカラー」が独立しているからこそ、その違いが尊く感じられます。そして、それらが重なり合い、新しい色や輝きが生まれるプロセスや事実こそが大事なのではないでしょうか。
結婚式は違いが織りなす「エレクトリカルパレード」
結婚式は、まるでエレクトリカルパレードのようです。
それぞれの新郎新婦が持つプライマリーカラーが、独自の音色を放ちながら、お互いに重なり合い、混ざり合い、共奏します。そこに、ゲスト一人ひとりの色も加わり、それぞれの色が織りなすすことで結婚式というハーモニーが生まれます。
それぞれのプライマリーカラーがまず存在するという前提が大事で、その違いが織りなすことで調和と融合の可能性が生まれます。この共奏と共創こそが、結婚式の本質的な意義だと思います。
結論
その意味で、「物事の本質は球体のようなもの」という考え方は、やはり真理をついているなと感じます。と同時に、この考え方の真髄は、一つの球体に収斂するのではなく、球体が無数に存在し、それぞれが独自の本質を持ちながら共存しているという視点にあるのではないでしょうか。
さらに、結婚式という場は、こうした多様性と調和が最も美しく表現される場所の一つだと思います。新郎新婦それぞれの独自性を尊重し、ゲストを含めた多様な色が混ざり合い、調和を織りなす。さながらそこにこそ、結婚式の本質があり、この本質を常に飽くなき探究心で追求し続けていきたいなと思います。
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