オリジナルウエディングをつくるためのプロセス〜コンセプトメイクの前に〜
本当に素晴らしい結婚式には「筋のよいコンセプト」があります。
ただコンセプトメイクの前に、セルフカウンセリングが必要です。
結婚式をあげる理由、すなわち目的とも言い換えられますが、
それらを突き詰めることがまずは重要です。
プランナーの軸としてまずは、
「プランナー目線」、次に「新郎新婦目線」、最後に「ゲスト目線」のセルフカウンセリングが必要です。
今回はその概要を簡単にお伝えしますので、是非実践してみてください。
Index
①オリジナルウェディングをつくるためのプロセス
結婚式でもっとも大事なのは、
「何のために結婚式をしたいのか?」
「誰のために結婚式をしたいのか?」
つまりは、結婚式を挙げる目的を明確化することです。
仕事でも、「ゴールを決めて逆算思考でプロセスを考える…」ということが、
よく言われますが、まさしく結婚式も同じです。
結婚式を挙げる明確な目的があればあるほど、
結婚式は本当に素晴らしいものとなります。
また、お打ち合わせの内容にもブレがなくなります。
「良い商品には良いコンセプトがある」ように、
「良い結婚式にはお2人らしい良いコンセプトがある」のです。
②コンセプトメイクの前に…
上記に挙げたように、新郎新婦ごとに異なるオリジナルウェディングを実現するためには、
「結婚式を挙げる目的」、「結婚式のコンセプト」を追求することが大事だと述べました。
ですがその前に大事なプロセスがあります。
それは、「棚卸し~セルフカウンセリング~」です。
これを導き出すためには、以下の問いをプランナー自身で自問自答していただく必要があります。
これをすることにより、プランナーとしての軸が確立できます。
・私は、結婚式に何を求めているのか?
・私にとって、一番大切なものは何か?
・私が、結婚式に本当に求めているものは何か?
まずは、この3つのクエスチョンを真剣に自問自答して、紙などに書き出してさい。
そしてその上で、同様の問いを、主語を新郎新婦に置き換え書き出してください。
・新郎新婦は、結婚式に何を求めているのか?
・新郎新婦にとって、一番大切なものは何か?
・新郎新婦が、結婚式に本当に求めているものは何か?
ここではじめて、自分視点と相手視点に気付くことが出来ます。
自分を知り、お客様を知る…
このプロセスを経てこそ、プランナーとして大事にしたい価値観の土台が出来ます。
これらを自問自答およびヒアリングしたうえで、最後に主語をゲストに置き換えます。
・ゲストは、結婚式に何を求めているのか?
・ゲストにとって、一番大切なものは何か?
・ゲストが、結婚式に本当に求めているものは何か?
ここまで来ると、ゲスト目線まで追求できますので、
自分視点⇒新郎新婦視点⇒ゲスト視点の追求ができます。
「なぜ結婚式をするのか?」ということに対する、
プランナーとしての一つの土台と答えが出来上がります。
つまり、結婚式を挙げる目的が出来上がるということです。
まずは、これらのクエスチョンをぜひ、真剣に追求してください。
お客様ごとに異なるコンセプトを作成していく前に最も大事なことは、
「プランナー自身の土台」です。
これを構築できれば、どんなことがあってもその土台が原点となり、
自信を失ったりブレることはありません。
③コンセプトウェディングのイメージ
新郎新婦
ウエディングプランナー
「プランナーの土台ができる」
⇩
「結婚式ごとのコンセプトができる」
正しい順序としては、上記の通りです。
よく「テーマやコンセプトが大事」などと言われますが、
人のそれらを作成する前にもっとも大事なことは本来、
「一体自分自身のテーマやコンセプトはどこにあるのか?」ということです。
これを発見するために、第一にセルフカウンセリングを行ってもらう必要があったのです。
その土台の上にはじめて、
お客様ごとに異なる「コンセプトウェディング」を提案することができます。
コンセプトウェディングとは、上記の図でも挙げた通りのイメージです。
自分自身に対してセルフカウンセリングしたように、
お客様に対して、「結婚式で本当に求めているものは何か?」を一緒に考え
ワード化し、それを結婚式のすべてに紐づけて表現する結婚式のことです。
コンセプトメイクの具体的な方法はまた、別の回に詳しく説明しますが、
大事なことは、「よい結婚式にはコンセプトが必要」ということです。
④コンセプト策定で大事なポイント
ただここで勘違いしてはならないのは、
「コンセプトは大袈裟である必要はない」、
「無理して取り繕う必要はない」ということです。
たとえば、フォトウェディングだけしたい、
家族挙式だけしたいという人も多くいると思います。
そんな人に、
「コンセプトメイクをして、オリジナルウェディングをしましょう!」
といっても響かないし、煙たがられるだけです。
ではどうすればいいのか?
答えは簡単です。
「フォトウェディングだけしたい」、「家族挙式だけしたい」というその理由を探り、
その理由をそのままコンセプトにすればいいだけです。
本当に、ただこれだけです。
ですが、ここに気づいていないプランナーが、あまりにも多いと思います。
「それをしたい理由」とは、「それをするための目的」とも言い換えられます。
つまりは、理由は目的であり、目的はコンセプトそのものということです。
フォトウェディングだけしたいという人にも例えば、
「費用はかけられない。イベントが嫌いなので、挙式やお披露目会には昔から興味がない。
でも、記録は残したいので、二人だけで大好きな沖縄で1日時間をかけて撮影したい」という想いがあったとします。
◆フォトウェディング選ぶ理由:
・費用をかけたくない
・イベントが嫌い
・挙式やお披露目会には興味がない
・でも記録は残したい
・沖縄で写真撮影はしたい
◆浮かんでくる疑問=聴くべき質問
・なぜ費用はかけたくないのに、記録だけは撮りたいのか?
・その費用は挙式費用とそんなに変わらないこともよくある
・なぜ昔からイベントが嫌いなのか?結婚式はイベントなのか?
・挙式やお披露目会に興味がない理由はなにか嫌なイメージがあるからか?
この「聴くべき質問」を経て、さらいに深いヒアリングをしたとします。
◆深掘りの答え
・なぜ費用はかけたくないのに、記録だけは撮りたいのか?
・その費用は挙式費用とそんなに変わらないこともよくある
→写真撮影だけなら、挙式などよりも安いと考えていたため
記録を残したい理由は、結婚の証として節目の記録は残したいので
・なぜ昔からイベントが嫌いなのか?結婚式はイベントなのか?
・挙式やお披露目会に興味がない理由はなにか嫌なイメージがあるからか?
→目立つことが苦手で、人前で何かすることにとても後ろめたさがある。
結婚式はとても華やかなイメージで自分たちのような地味な人間がやることに
恥ずかしさを感じる。また友達も少ないし呼ぶ人もいないので、やる意味を感じない。
◆さらに浮かんでくる疑問=さらに聴くべき質問
・目立つことや人前でなにかすることは苦手だけど、写真撮影には抵抗ないのだろうか?
・費用はどのぐらいまでをかんがえているのだろうか?
・友達も少ないし呼ぶ人もいないということだけど、招待者は友達だけでない。
つまり家族へのお披露目に関してはどう考えているのだろうか?
・なぜ、沖縄なのだろうか?
このような疑問が浮かんだので、さらにヒアリングしたとします。
◆さらなる深掘りの答え
・目立つことや人前でなにかすることは苦手だけど、写真撮影には抵抗ないのだろうか?
→実は二人とも写真が好きで、撮られるよりも撮る方が好きだけど、
写真自体には抵抗なない
・費用はどのぐらいまでをかんがえているのだろうか?
→極力安く抑えたいけど、いい写真を残したいこと優先なので、
プラン重視で検討したい
・友達も少ないし呼ぶ人もいないということだけど、招待者は友達だけでない。
つまり家族へのお披露目に関してはどう考えているのだろうか?
→確かに家族や親へのけじめ、お披露目という意味では、挙式自体する意味もあるとは考えるけど、
それであれば一緒に食事したり写真撮ったりしてもらえた方がありがたい
・なぜ沖縄なのだろうか?
→新婦が小学校の時、家族ではじめて沖縄を訪れた際、同じ日本とは思えない
あらゆる素晴らしさに心底カルチャーショックを受けたから。その初期衝動かいまだ続いているので。
***
とここまでくると、
3回深掘りしたことになります。
この3回というのは結構重要で、
ヒアリングとは「3回聴くこと」といっても過言ではないぐらい
この「深く、重ねて聴く」ということは重要になります。
***
と、ここまで聴けたなら、あなたなら次にどのように提案するでしょうか?
どのようなコンセプトメイクに入りますか?
ここからの答えは人それぞれです。
プランナーとしてこのお客様であれば
最終このコンセプトの提案がピタッとはまるだろうな!というイメージが出せれば素敵です。
ですが当然、それが外れることもあるでしょう。
ただ外れるということはすなわち、
「的を射たヒアリングができていない」ということであり、
「深く重ねて聴けていない」ということでもあります。
なので、ここはピシッと呼吸を合わせていきたいところです。
新規だと、この呼吸があうかどうかが、
成約に至るかどうかの分かれ道でもあります。
___
とここまでお読みいただきありがとうございます。
練習のためにも是非一度、皆さんそれぞれで、
セルフカウンセリングと上記お客様のコンセプトメイクを行ってください。
またその結果をいつか、お聴かせいただければと思います。
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